声の大きさをわかりやすい
光の色とイラストで表示します。
声の大きさを理解しやすいように「色表示に置き換えた」商品です。
「大きな声で話していて、怒られたり」「声が小さすぎて、聞き返されたり」声の調節が難しいのは、大人も子供も同じこと。
そこで愛媛大学の苅田知則准教授(当時)が、「自分の声の大きさが目で見て分かる機器」を開発しました。
自分が今どのくらいの声で話しているのかを、5つのランプによって、視覚的に理解することができます。
自閉症や知的障害のある方の支援には、「見て分かる」ことがとても重要で、
「声のものさし」で自分の声の大きさを知ることで、声量を周囲の状況に合わせることができるようになります。
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01 声の大きさが光でわかる光る「声のものさし」は、人の声をマイクで感知し、その大きさを5段階のLED表示によって可視化します。
日常会話の中で、聞き取りにくい小さな声は青、適切な聞き取りやすい声は緑、大きすぎて迷惑になるような声は赤と、LEDの光の色と人の顔のイラストによって誰にでもわかりやすく表示します。 -
02 発話抑制と発話促進大きい声を出す練習用に「笑顔バージョン」をご用意して、喉頭部疾患などの発声トレーニングや、聴覚障がいの方の発声コントロール、介護・看護従事者の対高齢者話しかけ目安などに、さまざまなご利用目的に応じてご使用いただけます。
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03 ユニバーサルデザインいつでもどこでも使いやすく軽量・コンパクト・角のない優しいフォルム。一目でわかる光の色変化や絵表示を採用し、誤操作の起きにくいパーツ設計(隠しキー)で、どなたにも使いやすいユニバーサルデザインです。
製品概要
【VOICE RULER(ボイスルーラー)】
サイズ:縦5.9cm・横11.4cm・厚さ1.75cm。
標準-5 段階レベル(レンジ切換で3 段階設定も可能です。)
声量をセンサーで感知し、横一列に並んだLED が声の大きさに応じて発光する仕組み。
青LED の上に、「わからない(即ち、小さすぎる)」のアイコン、
緑LED の上に、「笑顔(即ち、ちょうどよい)」のアイコン、
赤LED の上に、「うるさい(即ち、大きすぎる)」のアイコンがあり、
絵で子どもに分かりやすいよう工夫しています。
活用事例
自分がどのくらいの大きさの声で話しているのかを認識し、
場面に応じて適切な声量のコントロールができるようにする。
『私たち特別支援学校では、見えないものを「如何に見えるようにするか」ということも大きな支援の一つであると考えています。その点で、ボイスルーラーは、生徒にとっても私たち教師にとってもとても良いツールになっています。』
『ADHD で感情のコントロールができず興奮して大声を出すことがある。その際に使用して目に見えることで自分が大声を出したことに気づき、声の調整ができるようになった。』
『「うるさい」と言わなくてもよくなった。』など、沢山のコメントをいただいています。
iPhone版アプリ
スタイリッシュなスマートフォンで、いつでも手軽に声の大きさをはかれるアプリケーションを開発いたしました。
ボイスルーラーアプリでは、人を示すアイコンから出る音波のシンボルで声量を示し、同時にその下に声量を示すシンボルを表示します。「不思議そうな表情 - にこやかな表情 - 困った表情」という3段階で声量を表示する顔モードと、「(声量が小さい順に)1-2-3-4-5」という5段階で声量を表示する数字モードを設けました。
互換性:
iOS 7.1以降。iPhone、iPad、およびiPod touchに対応。